夏至
夏至。
朝からずっと、風がピューピュー、雨がザーザー。
おいちゃんが亡くなったらしい。
米寿を迎えたところだそうだ。
おいちゃんは一年前に、高野山を車で案内してくださった。
けっこうなスピードの運転だったなぁ(笑)
「あなたを高野山へつれていきたいんや」と。
丁度、空海1200年祭で多くの参拝客で賑わっていた。
わたしにとって、高野山はその日が初めてで、まだ一回きりだ。
ある日、おいちゃんは、全国大会までいった実力の御詠歌を披露してくださったことがあった。
わたしは、感激して、御詠歌の譜面をおこしたり、ピアノ伴奏を弾いたり、お手伝いさせて頂いたのは、楽しい思い出だ。
わたしは、おいちゃんとの出会いに心から自由を感じていたし癒されていたし、感謝した。
おいちゃんとのご縁で、神社の能舞台でサックス独奏の奉納演奏もさせて頂いた。
今思うと、貴重な体験をさせて頂いた。
おいちゃんの笑顔は、わたしの心にいつまでもいます。
合掌。
Tausen
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